入手困難なCDフジロック24のフィールド・オブ・ヘブンを沸かした! ベルギーの田園地帯にあるスタジオでレコーディングされたという今作は、クルアンビンとクラフトワーク、サーフ・ミュージックとアジアン・ファンク/サイケ、スタックス・ソウルと80年代の突然変異的ディスコ、シティ・ポップと日本のインストゥルメンタル・フォークの間の、隙間の、これまであまり踏み入れられたことのなかった尺度/次元から放たれる万華鏡のようなポップ・サウンドで溢れている。タイトルの『MOUNT MATSU』の"MATSU"は日本の「松」。再生と未来への希望の象徴として名付けたらしいが、日本というものが今作の大きなテーマとなっていることは間違いないだろう。 60~70年代の南東アジアン・サイケやタイ・ファンクに深く根ざした彼らの曲は、時折ハスキーなヴォーカル・ハーモニーで彩られ、ソウルフルな表現にさらなる深みを与える。「ヴォーカルは控えめにして、リスナーのイマジネーションの余地を残すことにしたんだ。聴きながら、踊りながら、自由に想像を膨らませることができるんだ」とドラマーのベルカーズは言う。 彼らがダンスフロアを意識していることがわかるディスコ・ヴァイブに満ちたチューン「Takahashi Timing」、「Pia Dance」、「Tokyo Disko」、パワフルなネオ・サーフ・ロック・アンセム「The Perseverance of Sano」、ムーディーなオリエンタル歌謡「The Year of the Rabbit」、朝のコーヒータイムにぴったりなゆったりとしたジャム「Tam Tam」、アフロビートにきらめくシンセとギターがまぶしい「White Storm」など、丁寧に制作されたエキゾ・サイケ良曲が満載。大推薦!1.The Year Of The Rabbit2.Takahashi Timing3.Pia Dance4.Tam Tam5.The Perseverance Of Sano6.Komori Uta7.The Year Of The Tiger8.Tokyo Disko9.Shiatsu For Dinner10.White Storm11.Ascending To Matsus Height再生回数マックに取り込んだ一回のみです